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光触媒「酸化チタン」のお話

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抗菌コーティングナノゾーンコートは、光触媒を用いた抗菌・防臭・防汚効果が半永久的に続く次世代のスタンダードと呼んでも過言のない先端技術を身近な素材に活かした画期的な商品です。今でこそ、光触媒を売りにした抗菌スプレーなどが市場に出回っていますが、それまで光触媒なんて言葉も聞いたことがなかった方もおられるかと思います。

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これまで、光触媒が使われていたのは主に建物の外壁塗装やカー用品が多く、興味のない人は全く関係なく、気にも止められない存在でした。そもそも光触媒は目にも見えないし、TVのCMやネットの広告を観て、イメージだけで何となく効きそうと判断して抗菌商品を選んでいませんか?どんな仕組みで効果が発揮されるのか知っておくと、沢山の抗菌商品があふれている現在、本当に効き目のある商材を見抜くのに役立ちます。

酸化チタンを水に入れて、可視光線をあてると水を分解して水素や酸素を発生させます。このような化学反応を起こしても酸化チタン自体は変化しません。酸化チタンはあくまで触媒として光エネルギーの化学反応を助ける働きをしていて、これを光触媒反応といいます。

光触媒の働きは大きく分けて2つあります。1つ目は「超親水性反応」で、水に濡れやすいということ。物質の表面と水をなじませ、薄い水の層を作り出す作用で、鏡の表面を曇りにくくしたり、汚れを付着しづらくして簡単に洗い流せるという利点があります。

2つ目の特徴は「酸化分解反応」です。光触媒の機能で昨今、注目を浴びているのがこの機能で、酸化チタンに有機物が触れ、そこに光が当たると活性酸素が発生し、酸化還元という化学反応が起こり、有機物を分解する効果があるのです。細菌やガスなどが分解されて無効化するので抗菌・防臭効果が得られるのです。ナノゾーンコートは、大腸菌やヒトコロナウイルスにも抗菌効果が認められるというエビデンスも取得しています。

では、そんなに強力な分解効果のある液体を身の回りに塗布して、危険じゃないの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は光触媒には何種類かの物質があって、酸化タングステンや酸化亜鉛、硫化カドミウム、硫化亜鉛などにも光触媒作用があります。そんな中で現在、人体と自然に対して安全性が確立されているのが唯一、酸化チタンだけなのです。酸化チタンは日焼け止めや歯磨きなど、化粧品や食品添加物にも使われていて、アメリカの政府機関であるFDA.(アメリカ食品医薬品局〜Food and Drug Administration)でもその安全性と有効性が認められています。

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酸化チタンと光の関係もご理解いただけたと思いますが、その光触媒を最大限有効に発揮できる独自技術が有するのがナノゾーンコートです。従来の酸化チタンは粒子が大きく、塗装に使用するにはバインダーと呼ばれる接着剤が必要でした。そのバインダーに埋もれた部分で酸化チタンは光触媒作用が発動できないばかりか、バインダーの劣化とともに剥がれ落ち、効果が一定期間しか持続できないという問題点がありました。

この問題をクリアしたのが、ナノゾーンコートの酸化チタン粒子の最小化技術です。2ナノサイズ(地球に対して大豆2個分くらいの大きさ)という世界最小サイズの酸化チタン粒子は、バインダーがなくても塗布面に分子結合し、全体で光を受けることで広い範囲で酸化分解反応を起こし、半永久的に効果を発揮し続ける理想的な抗菌コートが実現したのです。光触媒で安全な抗菌をしたいとお考えの方は、ぜひナノゾーンコートをご利用ください。