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ウィズコロナ時代の
新しい生活様式とマスク荒れ

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コロナ禍以降の社会のあり方として、「アフターコロナ」「ウィズコロナ」などと言われていますが、三密を避ける、手指の消毒を行う、買い物は代表者1人で行く、マスクを着用する、咳エチケットを守るなど実行されてる方も多いのではないでしょうか?

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 もともと、日本では花粉症やインフルエンザなどでマスクを用いる機会が多く、欧米ほど抵抗なくマスクを着けている状態だったように思いますが、新型コロナ感染拡大によって過去に例を見ないほど長い期間マスク生活が続いています。
さすがに、パンデミック宣言の頃のようなマスクが店頭から消えるような状況ではなくなり、肌に優しい素材のモノや冷感素材のマスクも発売されてきてはいますが、マスクによる肌荒れの報告が増えています。
 資生堂による敏感肌100人に対する「コロナウイルスの影響によって、美容に関する意識・行動で変化したこと」のWEB調査では、マスクをつけることによって肌荒れするようになったとの回答が4割近くにのぼり、痒みが気になる人は20代で52.9%、30代で51.5%と過半数を超えています。他、ニキビができやすくなった、肌荒れするようになったと答えた人も20代で50〜60%を超える人数が手をあげています。

 マスク着用による肌荒れの主な原因は、ズバリ湿気によるムレ。マスク内は高温多湿の状態になっていて、雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
加えて、湿度の高い環境下では肌の角質はふやけてバリア機能が低下しているので、特に夏場や暑い調理場に立っている方などは、皮脂の分泌や汗などから痒みやニキビの発症を引き起こしたり、また、長い間マスクを着用している接客業の方などは、マスクの繊維と肌の角質が摩擦することにより普段以上に刺激を受けています。
では、なるべくマスクは外した方がいいのでしょうか?熱中症予防の観点から、人混みのないところではマスクを外して体温調節をすることが推奨されていましたが、頻繁に付けたり外したりするのは、実はお肌によくありません。マスクでふやけた角質は急激に外気に晒されると水分が蒸発し、乾燥してしまうのです。また、着脱によって肌が擦れてバリア機能が低下することにもつながります。

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ウィズコロナのマスク荒れ対策には、低刺激のスキンケアで肌を保湿していくことがとても大切です。マスクは正しく隙間なく着け、湿ってきたら交換し、使い捨てマスクは再利用せずに外したらすぐに捨てましょう。外から帰ったら、マスクの表面に触らないように紐だけ持ってとり外し、すぐに肌についた汚れを落とします。
低刺激のクレンジングで優しく汚れを浮かせて、洗顔料は肌に負担がかからないようにホイップ状に十分泡立ててから、ゴシゴシ擦らずに包み込むように洗顔してください。洗顔後は、時間をおかずにすぐ保湿すること。低刺激の化粧水やクリームで肌を整えます。顔の上で伸ばしたりしないように、まず手のひらで十分に伸ばしてから、体温を移すように肌に密着させ、優しくそっと押さえて染み込ませるように塗布します。

最後に肌荒れの原因となるストレスにもご注意を。コロナによる閉塞感、外出が思うようにできないストレスや生活様式の変化による食生活の乱れなど、ライフスタイルからくる肌への負担が例年以上に増加しています。
なるべくリラックスできる時間を確保し、偏食に注意して、良い睡眠をとり、コロナに負けない美肌を目指しましょう。